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1-黒糖焼酎に賞味期限はあるの? |
賞味期限はありません。蒸留酒ですので置いておけばおくほど熟成が進みおいしくなるといわれています。 |
2-常圧蒸留・減圧蒸留って何? |
常圧蒸留とは大気圧(1気圧=人間が地上で生活しているときの気圧)で蒸留する方法。100℃で水が沸騰する気圧ですが、蒸留するもろみは78.3℃で沸騰し蒸留が始まります。黒糖の旨みなどが存分に含まれ、香り・味ともに濃厚な特徴ある焼酎が出来上がります。
減圧蒸留とは蒸留器内の圧力を下げて(大気圧の10分の1)蒸留する方法。約42℃の低温で沸騰し蒸留するので、もろみ内の油分や香味成分がアルコールに混ざらず、クセのないまろやかで飲みやすい焼酎に仕上がります。 |
3-麹(こうじ)ってどんなもの? |
黒糖焼酎の原材料は黒糖と米麹の2つです。よく「黒麹(くろこうじ)」「白麹(しろこうじ)」「黄麹(きこうじ)」と色で分けられて呼ばれているのは麹菌といってカビの一種で、粉のようになっています。蒸した米に麹菌を撒き繁殖させます。
麹の役割はでんぷん質である米を糖に変えるため、もろみの腐敗を防止する、香味成分を作る、大きくはこの3つの役割があります。
黒麹の特徴はコクがあり、重厚な味に仕上がり、白麹はやわらかい口当たりでソフトな印象の仕上がり、黄麹は華やかな香りある仕上がりになるといわれています。 |
4-泡盛となにが違うの? |
沖縄特産の泡盛とよく間違えられますが、奄美は黒糖を原料にした黒糖焼酎、泡盛はタイ米を原料にしたいわば米焼酎です。沖縄でもたくさん黒糖を作っていますが、黒糖焼酎は日本の法律で、奄美群島だけで製造が認められています。 |
5-黒糖焼酎なのになんで焼酎の色が黒くないの? |
もろみを蒸留することによって無色透明になります。樫樽で貯蔵した製品(当社製品では高倉)は琥珀色になりますが、これは樫の木の色がついたものですので、黒糖の色ではありません。 |
6-どんな料理・おつまみに合うの? |
脂っこく、味の濃い食べ物によく合います。例えばたれで食べる焼き鳥ですとか天ぷらや揚げ物、魚の煮つけや豚の角煮など、あとは中華料理にもぴったりです。ぜひお好みの料理と合わせてみてください。 |
7-一年中製造しているの? |
焼酎造りは微妙な温度管理が必要なため、夏季(だいたい7月〜9月)に製造はしません。もろみ(説明は下記10の質問を参照)は温度が高くなると発酵が活発にならず、味や香りにも悪い影響を与えます。発酵することによりもろみ内の糖がアルコールに変化する為、気温の高い夏はもろみ温度の調整が難しいのです。 |
8-通信販売はしていないの? |
グループ会社の「有村商事」でインターネット通信販売を行っております。当社は製造担当、有村商事が販売担当と役割が分かれています。
通信販売はこちらからどうぞ。
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9-黒糖を使っているから糖分が高いの? |
7と10の質問でもあるようにもろみを発酵させることにより糖をアルコールに変えています。これをさらに蒸留しアルコールを取り出しますので糖分はほぼゼロです。香りは甘く、味も黒糖の風味は残っている、ある意味不思議な飲み物ですね。 |
10-もろみとは何ですか? |
もろみは蒸留する前の状態で、黒糖を溶かしたもの・米麹・酵母・水が混ざって発酵した状態のものです。これを蒸留してアルコール分を取り出します。蒸留した後に残ったものが「もろみかす」といい、これを使って「もろみ酢」などの商品を製造しているところもあります。
もろみを直接しぼってできたものが「日本酒」です。 |
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